フリーランスエンジニアの開業に必要なことリスト

みなさまこんにちは

今回はフリーランスエンジニアとして開業する際に必要なことリストを書いてみます。

私自身初めての開業でその辺はド素人ですが、これだけやっていれば一応事業として成り立っています。

自分のリストも兼ねているので右にマークを付けていますが気にしないでください。

フリーランスエンジニアの開業に必要な必須項目

開業届

開業届は必須です。

最寄りの税務署に行って開業届を出しましょう。

書類の書き方も聞けば教えてくれますし、認め印さえあれば簡単に開業できますがかなり事務的な対応だったので書き方についてはある程度予習していった方が良いです。

 

ちなみに準委任の場合やブロガーなどは(事業性がない場合)は個人事業税がかからない場合もあるようなのできちんと事業の概要にその旨記載しましょう。

請負で業務を行うエンジニアの場合は個人事業税として5%程税金が取られます。

 

開業日はいつでも良いそうです。

例えばフリーランスとして業務を始めるのは6月からとなっていたとしても準備を4月からしていれば4月を開業日にして良いそうです。

別に6月からにしてそれまでにかかった活動は開業費として計上すれば良いだけなので100万も開業にかからないであろうフリーランスエンジニアではあまり差がないと思います。

 

青色申告承認申請書

開業届と一緒に申請できるので出しておきましょう。

白色申告やサラリーマンの確定申告より複雑な複式簿記が必須になりますが税金が65万円控除されますので特殊な事情がない限りは申請した方が良いです。

多分税理士に全部お願いしても帳簿が月に数十件しかないであろうフリーランスエンジニアは得します。

 

一応開業届さえ出せばあなたはもう立派な個人事業主です。申請には1時間もかからないです。

フリーランスのエンジニアは体1つあれば事業として成り立つので事業所を借りる必要もないですし仕入れもいらないので非常に簡単です。

フリーランスエンジニアの開業でやっておくことを推奨する項目(事業)

会計ソフト

個人事業主は確定申告が必須なので弥生や勘定奉行、MFクラウド、Freee、弥生会計などの会計ソフトを導入することはほぼ必須になると思います。

弥生はパッケージソフトの老舗

Freeeはとにかく簡単で税知識がほぼ不要

MFクラウドはクレジットカードや口座の自動連携が強いバランス型

弥生会計は老舗でパッケージ版が強い(最近クラウド型にも力を入れている)

 

私が全て使った感想としては弥生が一番無難でした。

Freeeは独自仕訳が多すぎて逆にちょっと会計かじったりしてると非常にわかりにくいです。
会計本とも全然違うので参考書が参考にならない状況になります。

MFクラウドはそもそもこれだけで青色申告が完了せず、国税庁が出してるわかりにくい確定申告書等作成コーナーで一部追加のドキュメントを作らないといけません。
クレジットカードの連携など非常に早いですし、仕訳も優秀です。

弥生は全てにおいて微妙で使いにくいのですが、一般的な仕訳ができてe-taxまでを1つの会計ソフトでこなしてくれる無難さがあります。
弥生が良いとは決して思えないですが現状選択肢がこれしかないような状態が近いです。

銀行口座、クレジットカード

事業用の銀行口座とクレジットカードがあると管理が簡単ですし、税務署にも目を付けられにくいようです。

屋号付きの口座はネットバンクだと楽天銀行、街の銀行であれば大概の場所が対応してくれると思います。

履歴が多く残るネットバンクが個人的にはオススメです。

普通の銀行は数ヶ月前の取引しか見れないのでこまめな帳簿付けが必須になってしまいます。

 

クレジットカードは流石にビジネスカードは作れないと思いますので、今ある手持ちのカードを1つ事業専用としてしまいましょう。

ポイントが勿体なかったりすると思いますが、極力まとめておくと帳簿付けが簡単になります。

どうしてもまとめたくない場合は毎回事業主借で記帳すればそれでも良いようです。

Webサイト作成

フリーランスの場合はWebサイトを作らない人も多いと思いますが、あるだけでそれっぽい感じが出せますし、わかりやすい自己アピールになるので作っておくことをおすすめします。

ロゴ

個人とは言え一応事業主なので屋号のロゴはあった方がよいと思っています。

当サイトのヘッダー画像もそうですが、名刺にもロゴがあるだけで相当それっぽい感じになります。

私はデザインセンスは皆無なので最初の入金があったタイミングでデザイナーに依頼しました。

相場としては1万-20万くらいになります。
1万だと汎用的なロゴが殆どで、20万くらい出せばデザイナーとして専業で活動できている人に個別でオファーできるくらいのレベルになります。
ロゴは会社の顔ですので、それなりにお金をかけて一生後悔しないできのものにされることをオススメします。

 

オフィス

殆どの人はフリーランスを始めるにあたって事業所を借りず自宅を登録すると思います。

その場合に困るのが名刺やシグネチャをどうするかです。

自宅の住所や電話番号を公開するのはちょっと気が引けますし、かと言って非公開にしてしまうと住所もない人と取引するかって言う問題も出てきます。

又、自宅が賃貸だったりしたら引っ越しリスクがありますよね。

その場合の手間や機会損失の可能性があります。

 

会社に入り込まないで喫茶店などで業務を行う人は近くのレンタルオフィスを借りても良いと思います。

業務は自宅か客先100%の人はバーチャルオフィスと言う住所と電話番号を貸してくれる企業と契約するのも有りだと思います。

電話は変わりに出てくれるので展示会などで配っても迷惑電話の嵐になりません。

書類はバーチャルオフィスに取りに行っても良いですし、自宅に転送することも可能なので問題ありません。

私はまだ借りていませんが月10,000円もかからないので必要経費として割り切る価値はそれなりにあると思っています。

名刺

個人事業主たるもの名刺は必須に近いです。

屋号を載せるか載せないか、ロゴはどうしようか、紙質は?など会社員時代には考えもしなかった悩みがたくさん出てきます。

又、日本サイズとグローバルサイズで名刺のサイズも微妙に違うのでどちらに合わせるかも難しいですね。

 

少しでも名刺でインパクトを残したいのでこだわっていきたいと思います。

インパクトと言ってもサイズが違うとか明らかに四角くないとか形で変なことはしないほうが良いと思います。

埋もれたり邪魔で捨てられたりしやすいので。

 

フリーランスエンジニアの開業でやっておくことを推奨する項目(保険)

個人事業主はサラリーマンと同じのりで普通に生活していると税金が鬼のようにのしかかってきます。

なので大きく控除が可能で、自身の安全もある程度守ってくれる保険関連は充実させておいた方が良いと思います。

小規模企業共済

零細経営者にも退職金をコンセプトにその名の通り小規模事業者のみが加入できる共済になります。

月1,000円から70,000円まで自由に掛けることができ、それが全額税金から控除される超スグレモノです。

20年間加入し続けないと元本割れしますし、受取時には課税されるので正しくは払うべき税の繰り延べになりますね。

とは言えある程度加入していれば受取時に課税されようがプラスになるはずなので入っておいて間違いないと思います。

 

国民年金の付加年金

国民年金に毎月400円をプラスするだけで年金受給後2年で必ず元が取れ、それ以降は完全な利益になるスーパーな制度です。

相当なインフレや制度が急に変わらない限りオトクなので入っておいて損はないと思います。

たったの月400円ですからね。

 

尚、以下のように合わせ技が出来ますので個人事業主の方は全てに加入されると良いと思います。

小規模共済 70,000円

iDeCo 67,000円

付加年金 400円

 

※付加年金に加入しなければiDeCoは68,000円が上限になります。

控除額的には毎月600円損することになりますが、iDeCoの1,000円よりも付加年金の方が戻ってくる金額の絶対値は多い可能性が高いと思います。

個人年金

所得税は4万円、住民税は最2.8万円まで控除されます。

個人事業主は老後の安定が少ないので控除分くらいであれば入る価値があるかなと思います。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

今では企業でも退職金代わりに加入しているところが多いと思います。

個人事業主は月68.000円が控除されますので加入を強くオススメします。

自己責任の運用リスクがもちろんありますが、安定度の高い債権や貯蓄などに回せば赤字にはならないと思われます。

就業不能保険

会社員時代で言う労災などがこれにあたります。

体一つで働く個人事業主は怪我や病気がとてつもないリスクになります。

会社員時代は有休取ればよいし、長期になっても何かしらの保障があるので殆ど考えなかったことですよね。

なので就業不能保険は加入しておいた方が良いですね。

生命保険控除として40,000円まで控除可能なので大体年間80,000円くらいの掛け金になるようにするとコスパ的には良いと思います。

フリーランスエンジニアの開業に必要な必須項目まとめ

思いつく限りのことをとりあえず書いてみました。

事業にあたって必要な名刺などはすぐ思いつくと思うのですが、保険関連や節税を最初からはあまり考えないのではないでしょうか。

しかしこれを意識しないと恐ろしいほどの税金が掛かってきますのできちんと知識を付けて節税や老後の備えを私自身も充実させていきたいと思います。

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