最近のVMware製品で使用されているPhoton LinuxへのStatic Routeの追加方法を紹介します。
Default Gateway以外を通って別セグメントへ通信させる要件は結構あると思いますが、Static Route追加の方法は思いの外情報が少なくて探すのに苦労しました。
目次
Static Routeの追加
コンフィグの変更
設定ファイル
# cat /etc/systemd/network/10-static-eth0.network
デフォルトコンフィグ
[Match]
Name=eth0
[Network]
Domains=xxx.local
Gateway=xx.xx.xx.xx
Address=xx.xx.xx.yy/24
LinkLocalAddressing=no
DHCP=no
[DHCP]
UseDNS=false
設定内容
[Route]
Gateway=xx.xx.xx.zz
Destination=aa.aa.aa.aa/24
[Route]
Gateway=xx.xx.xx.zz
Destination=bb.bb.bb.bb/24
ここにRouteセクションを追加して、ゲートウェイ、宛先IPを記入していきます。
2つ以上ルートがある場合はまとめて書くことはできなさそうで、毎回Routeセクションを追加する必要があります。
サービス再起動
# systemctl restart systemd-networkd
ルーティングテーブル確認
# route
これでルートが追加されていることが確認できると思います。
まとめ
VMware製品にスタティックルートを書く需要はそれなりにあると思いますが、情報が少なかったので記事にしました。
参考になれば幸いです。