VMware vSphere7が発表されたので参考になりそうな情報をまとめてみた。

2020年3月11日にVMwareが新製品群 vSphere7の発表を行いました。

今回の目玉はやはりKubernetesのネイティブサポートです。

遂にVMwareが仮想化からコンテナに完全シフトしています。

これまでのvSphere6.7までのメジャーバージョンアップと訳が違うので、これまでVMware製品に精通していた方は大きな勉強し直しを強いられることになると思います。

コンテナが怖くて避けていたネットワークやインフラエンジニアにもこの波が大きく押し寄せてきましたね。

 

VMware Tanzu PortfolioCloud Foundation 4 with Tanzuの2製品群に組み込まれています。

まだまだグローバルでも情報が少なく、きちんと整理された説明がされているところが殆どありません。

私も全然理解しきれていないので参考になりそうなWebサイトを随時リンクしていこうと思います。

 

VMware Tanzu PortfolioとCloud Foundation 4 with Tanzuの参考サイト

1.Cloud Watch

ヴイエムウェアの今後20年を支えるアプリとインフラのポートフォリオ――、「Tanzu Portfolio」「Cloud Foundation 4 with Tanzu」を発表

複雑な製品群をそれぞれどんな役割のものなのか、どういうときに使うものなのか丁寧に説明してくれています。

今のところ取っ掛かりとしてはこのページが抜群にわかりやすいです。

vSphere7 の変更点

※VMware主催のウェビナーやいろいろなところから集めてきたドキュメントをもとに記事を更新しています。
誤り等がある可能性がありますのでご了承下さい。

 

vCenter Serverプロファイルの追加

複数のvCenterに対する設定が一括で可能になったようです。

プロファイルはJSON形式とのことでした。

複数vCenter運用だと一番面倒なのが各vCenterのプロファイル管理です。

これがESXiのイメージプロファイルのように一元管理できるようになったのは非常に大きなアップデートになりますね。

コンテンツライブラリの機能拡張

今までまともに使えていなかったコンテンツライブラリですが、今度こそはきちんと使えるようになっているようです。

テンプレートの管理だけでなくバージョニングもできるようになりました。

ある程度の規模になるとテンプレートからのデプロイは日常的に行われる作業になると思います。

これをバージョン管理ができるコンテンツライブラリ上でできるようになるのは結構大きなアップデートです。

 

vCenter ApplianceのマルチNIC対応(最大4つ)

VCSAは今までNICが1つ(VCHAを組む場合のみ2つ)しかNICが付けられませんでした。

この制限が開放されて最大4つまでNICが持てるようになっています。

昔ながらのWindowsベースのvCenterではできたいた事ができなくなっており、意外と不便なポイントでした。

私も複数NICを使ったvCenter5.0を採用していたので、そこからアップグレードするときにNW構成から見直す必要がでてきてかなり苦戦した記憶があります。

 

SSOドメインの登録解除、リポイントが可能に

今まで一度登録したSSOドメインを変更するのは非常に大変でした。

これがvCenter CLIを使用することで簡単にできるようになっています。

運用上必要なことがでてくるので地味に嬉しいアップデートです。

外部PSCの廃止

遂に外部PSCが廃止され、組み込みPSCのみの採用となりました。

6.5では外部PSC推奨→6.7では非推奨→7.0では廃止と中々に迷走していましたが遂に廃止と言う結論になりましたね。

外部PSCは非常に管理が大変で煩雑になる要素だったので廃止も妥当だと思います。

vCenterを複数立てた場合は内部PSC同士で良いようにしてくれるらしいので、大きなパフォーマンス劣化などはなさそうです。

DRSの機能改善

DRSも大きくアップデートされています。

  • 5分間隔のDRSを1分間隔に変更
  • クラスタベースの管理から仮想マシンのワークロード単位での管理に変更
    これにより、各VMがよりパフォーマンスの出せるホストへ移行する動きを取ります。
    クラスタの負荷均一化を目指していた従来のDRSとはアプローチが大きく異なっています。

DRSに関してはもともと大きな不満はありませんでしたが、より負荷を公平に分散できるような評価値に変更されたようです。

 

DirectPath I/OでのDRS、HAサポート

GPUなどをESXi経由で使うときに使うDirectPath I/Oですが、今までは制限がキツすぎて仮想化のメリットが殆ど出せませんでした。

今回から仮想マシンが直接PCI-eデバイスを見ることができるようになり、DRS、HAのサポート対象となりました。

これにより仮想化のメリットが十分に活かされたGPU環境が用意できます。

vMotionの強化

今までは大きな仮想マシンを移行するときに1秒程度固まることがあったと思います。

これがネックでOracleやSAP HANAなどのvMotionを躊躇するケースが多くありました。

vMotionのプロセスを大きく変更することにより、大幅に固まる時間を削減することができるようになったとのことです。

今回のアップデートで1秒以上の固まりを無くすことを目標としているとのことでした。

 

Identity Federation

ADFSをネイティブサポートするようになったとのことです。

これによりVMwareのSSOだけ孤立していて何のためのSSOなんだ状態だった部分が大きく改善されますね。

ライフサイクル管理の改善

クラスター単位であるべき状態をモニタリングし、ドライバやファームウェアの管理も含めて適切な状態を維持してくれるようです。

DELLとHPE製品もこの機能の中に組み込まれており、一元管理しやすいようになっています。

アップデートがあればその通知もされますし、クラスター単位で自動アップデートもできる機能だけきくと優れものです。

が、実際問題ライフサイクル管理機能に任せた自動アップデートなんて怖すぎて多くの日本企業は運用に乗せられないでしょう。

個人的にはイケイケなので是非使いたいのですが、事故があった時にどうしようもなくなるので難しいところですね。

 

 

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